お知らせ
飲食店の起業 ― 夢と現実
2025.08.27お知らせ
SNSで下記のニュース記事を目にしました。
〈退職金4,000万円〉を握りしめ、妻に内緒で「夢の起業」に踏み出した63歳男性…半年後、年金も消える「地獄の始まり」
記事の真偽はさておき、本当の話だとした場合に気になったのは「設備や宣伝費に追加3,000万円以上を投じた」という点です。
「SNSでバズれば一気に流行る」というアドバイスを信じて広告費をつぎ込んだとのことですが、果たしてそのアドバイスは誰からのものだったのでしょうか。
近年、胡散臭いSNSマーケティングをうたうコンサルタントやアドバイザーが増えているのは事実です。口車に乗せられて損をしてしまうケースも少なくありません。
SNSで簡単に売上アップはしない
正直に言います。
SNSや動画配信、ブログやECサイトで「簡単に売上アップ」することはありません。
バズれば一時的に集客や認知が上がる可能性はありますが、それが売上に直結するとは限りません。
そもそもバズはそう簡単に起きるものではなく、内容のクオリティ、タイミング、そして運が大きく影響します。
さらに問題なのは、うまくいけば「コンサルのおかげ」、失敗すれば「お店側の努力不足」とされてしまう点です。実績として紹介されるのは成功したごく一部だけで、ほとんどの失敗例は表に出てきません。
(実際に、私自身も月5万円×2年を支払った経験から痛感しています…)
失敗を責める風潮への違和感
記事へのコメントを見ると「素人が夢で飲食店を始めるのが間違い」「憧れだけではうまくいかない」といった声が多く見られました。
もちろん現実的には難しい点も多いですが、「夢を持って挑戦すること」自体が間違いだとは思いません。
初めてやることなのだから、わからないことがあって当然です。
よくある失敗は「成功者の真似」をすること。しかし、成功者が成功したのはその人独自の背景・人脈・タイミング・運が重なった結果であり、真似したところで同じ成果は出ません。
つまり「成功する方法」など存在しないのです。
もちろん、飲食店経営の基礎や帝王学など、学ぶべきことはあります。
それらはネットや書籍で学ぶことができますし、最低限の知識として身につけておくべきだと思います。
次回予告
「成功するためには、まず失敗者の話を聞け」
――絶対成功する方法はないが、絶対失敗する方法はある。
最後に
人の失敗を批判するのは簡単です。
ですが、やりたいことに挑戦し、リスクを抑えながらも失敗を恐れず進むことこそが、後悔しない人生につながるのだと思います。
私たちは、そうした挑戦を応援します。