カードローンの借り換えはデメリットもあり!審査や金利はどうなる?

カードローンの「借り換え」を知っていますか?

カードローンの返済が厳しくなってきたりすると、上手にカードローンの借り換えをすることによって、その返済負担を軽減することができます。

メリットはもちろん、デメリットもありますから、上手に借り換えをするために、審査や金利について、借り換え方法のポイントを知っておきましょう!

カードローン「借り換え」と「おまとめ」

カードローンの「借り換え」ですが、「おまとめ」という表現をされている場合もあります。

「借り換え」と「おまとめ」の内容は少し異なっていますので、まずはそこから確認してみましょう。

借り換え

借り換えとは、カードローンAからカードローンBに切り替えることをいいます。
つまり、A社のカードローンの借金をB社で借りて返済し、今後はB社に返済をする流れです。

おまとめ

おまとめとは、その名の通り複数のカードローンの返済を、別の1社から借りたお金で完済し、返済先を1つにする、という方法です。
借り換えが1社から1社なのに対して、おまとめは複数社から1社にする考え方。
「おまとめローン」という名称でのカードローンも複数出ています。

どのように借り換えすればいいの?

借り換えする時、多くのメリットはありますがデメリットもありますので注意も必要です。

低金利のカードローンに借り換える

低金利のカードローンに借り換え
メリット
  • 金利(利息)が今よりも低くなる
  • 月々の返済額を下げることができる
  • 場合によっては返済総額を減らすことも可能

金利(利息)が今よりも低くなる

今のカードローンから低金利のものに変えることで、利息も減り返済額も軽減されます。
例えば金利18%を14%に変更した場合、4%も低くなり、借入額によっては千円単位での負担軽減につながります。
次の表を見てください

金利17.8% 32カ月返済

回数
 
返済額 元金 利息 残高
1 19,739円 12,323円 7,416円 487,677円
2 19,739円 12,506円 7,233円 475,171円
3 19,739円 12,691円 7,048円 462,480円
4 19,739円 12,879円 6,860円 449,601円
5 19,739円 13,070円 6,669円 436,531円
累計 631,632円 500,000円 131,632円 0円

金利14.6% 32カ月返済

回数
 
返済額 元金 利息 残高
1 18,957円 12,874円 6,083円 487,126円
2 18,957円 13,031円 5,926円 474,095円
3 18,957円 13,189円 5,768円 460,906円
4 18,957円 13,350円 5,607円 447,556円
5 18,957円 13,512円 5,445円 434,044円
累計 606,613円 500,000円 106,613円 0円

これは50万円を約2年半の期間で返済するシミュレーション計算表です。
利息の差はハッキリと出ていますよね。
この差は返済総額の差にもつながり、全体的に返済額を下げられる結果となります。

注意ポイント

どうせ借り換えるのなら金利の安いところに借り換えたほうが良いですね。
しかし、金利が低ければ低いほど、審査が通りにくくなる傾向があります。
あまりにも低すぎる金利は逆に注意が必要でしょう。

デメリット
  • 審査が通過しにくく、審査通過ためにはそれなりの対策と努力が必要

毎月の返済額が低いカードローンに借り換える

毎月の返済額が低いカードローンに借り換え

今の月々の返済額より安い設定のカードローンに借り換えれば、毎月の返済負担が軽くなります。
14.6%の金利で50万円を約2年半の期間で返済するシミュレーションでは月々18,957円でしたが、これよりも安く設定できるカードローンもあります。
そうすれば借り換えることで毎月の返済は少し楽になるでしょう。
次の表を見てください。

金利14.6% 返済額15,000円とした場合
回数
 
返済額 元金 利息 残高
1 15,000円 8,917円 6,083円 491,083円
2 15,000円 9,026円 5,974円 482,057円
3 15,000円 9,135円 5,865円 472,922円
4 15,000円 9,247円 5,753円 463,675円
5 15,000円 9,359円 5,641円 454,316円
累計 645,117円 500,000円 145,117円 0円
TOTAL 43カ月の返済期間

月々18,957円で返済していた時(32カ月)よりも長期化していますよね。
そうなると利息も長期に払い続けることになります。
詳しくは後ほど説明しますが、返済を長引かせることは得策とは言えません。

注意ポイント

カードローンによっては、毎月の最低返済額は利用残高によって決まります。 
各カードローンの最低返済金額がいくらになるのか、必ず調べるようにしましょう。 

デメリット
  • 毎月の返済額を減らすと、その分返済期間が長くなる

手数料無料で返済できるカードローンに借り換える

手数料無料で返済できるカードローンに借り換え

返済時に手数料無料のカードローンに借り換えると、余分な出費をしなくて済みます。
返済でATMを利用すると手数料がかかるカードローンは、次の表のように取り扱う金額によって手数料も異なってくるんです。

ATM利用手数料(税込)

取引額 返済時
1万円以下 110円
1万円超 220円

例えば毎回15,000円の返済を43回続けたとしたら、9,460円が別途出費となって消えていきます。
返済時に手数料無料のところに替えればこの費用が軽減されることになります。

注意ポイント

手数料無料となると、提携ATMも限られてきますので気を付けましょう。

デメリット
  • 提携ATMも限られてくると、返済時には少し不便さを感じる場合あり

複数のカードローンの返済を一本化する

複数社の借入を1本化することで、月々の返済額が少なくなったり、1社のみの返済で手間が減ったりします。
消費者金融のプロミスでは分かりやすい返済例がありました。

おまとめ返済例
引用先:プロミスおまとめローン

金利、月々の返済額、返済総額が減っているのが分かりますね。
消費者金融カードローンではおまとめローン用としての商品もいくつかあるので、利用するのもいいかもしれません。

注意ポイント

月々の返済額の設定や返済期間をしっかり考えて設定しないと、逆に返済総額が増えてしまう場合がありますので気を付けてください。

デメリット
  • あまりにも他社での借入が多い場合、審査が難航する(審査落ちする)可能性が非常に高い

借り入れのデメリットはまだある

新規の申込のため審査を受ける必要がある

借り換えとなると、新たなカードローンに申込むことになります。
そうなると一からの手続きが発生するのと、審査に通過することが必須になり、手間や時間を費やすことになるでしょう。

審査は厳しくなる傾向

借り換えの審査となると、以前よりも審査ハードルが高くなる傾向が否めません。
その理由は次の「カードローン借り換えの審査について」で詳しく説明します。

場合によっては追加融資をしてもらえないこともある

借り換え先に選んだカードローンが消費者金融だった場合、総量規制に引っかかる可能性があり審査通過が厳しくなるでしょう。
うまく審査を通過できたとしても、総量規制の兼ね合いから、希望額の借入できないことも想定しておいてください。

以前よりも使い勝手が悪くなることもある

基本的に金利が高めのカードローンは、サービスも充実していて利便性の高い商品が多いものです。
借り換え先として低金利のところを使うとなると、今まで通りのサービスが受けられない可能性はおおいに考えられます。

借り換えるなら低金利!は大丈夫?

先ほどにもご紹介したように、低金利のカードローンに借り換えればメリットがいくつかあることは分かったと思いますが、全ての借り換えでそれが該当するのか、検証してみました。

金利の比較

数多くあるカードローンの中で、消費者金融・都市銀行・ネット銀行の3つのカテゴリーに絞って金利を調べてみました。

消費者金融
アイフル 3.0~18.0%
アコム 3.0~18.0%
プロミス 4.5~17.8%
SMBCモビット 3.0~18.0%
レイクALSA 4.5~18.0%
都市銀行
バンクイック 1.8~14.6%
三井住友銀行カードローン 4.0~14.5%
みずほ銀行カードローン 年2.0~14.0%*
りそな銀行カードローン 3.5~13.5%
ネット銀行
住信SBIネット銀行
(スタンダードコース)
8.99~14.79%
じぶん銀行カードローン
(auユーザー限定借り換えコース)
1.7~12.5%
イオン銀行カードローン 3.8~13.8%
楽天銀行スーパーローン 1.9~14.5%
カードローンMONEYKit
(ソニー銀行)
2.5~13.8%

※みずほ銀行 住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。
 引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

※○~○%の表記になっていますが、基本的に数字の大きい上限金利で比較

比較すると一目瞭然で、消費者金融の金利は高く銀行が低いことがわかります。
ただ、銀行の中でも金利に幅がありますので、いま利用しているカードローンの金利を確認し、次に使うカードローンの金利と比較するようにしてください。

要注意!金利と返済期間の関係

繰り返しお伝えしていますが、金利が低くなると必然的に月々の返済額も少なくなり、返済負担を減らすことはできます。
ただし、「毎月の返済額が低いカードローンに借り換える」のところでも注意点として軽く触れましたが、毎月の返済額を低くすれば返済期間が長期化するため、かえって返済総額が増えることにもなります。
次の表を見てください。

金利17.8%

32カ月返済(月々19,739円返済)
回数
 
返済額 元金 利息
累計 631,632円 500,000円 131,632円
47カ月返済(月々15,000円返済)
回数
 
返済額 元金 利息
累計 694,862円 500,000円 194,862円

金利14.6%

32カ月返済(月々18,957円返済)
回数
 
返済額 元金 利息
累計 606,613円 500,000円 106,613円
43カ月返済(月々15,000円返済)
回数
 
返済額 元金 利息
累計 645,117円 500,000円 145,117円

黄色の部分を比較してみると、17.6%で32回返済と14.6%で43回の返済額では、金利17.6%の方が返済額は低くなっています。
これは利息総額が影響しているためです。

利息総額を見ると、17.6%の方が約14,000円安くなっていますよね。
返済期間が長くなるということは、それだけ利息の支払い回数も増え、結果的に利息総額が膨らむんです。

特に気を付けて欲しいのはリボ払いといわれている返済方式です。
毎月一定額の返済ができるため、負担が軽く返済しやすいと評判ですが、リボ払いは返済期間が長く設定される傾向があるため、先ほどの返済総額が膨らむ可能性も高くなります。

月々の負担を軽くしたい人は返済方式をチェックし、必ず返済総額のシミュレーションを行ってください。
今よりも負担が増えないよう気を付けましょう。

リボ払い計算するとやばい!あなたの返済方法は金利を払い過ぎてない?

2018年12月10日

カードローン借り換えの審査について

先ほども少しお伝えしましたが、借り換え先のカードローンは新規での申込となります。
つまり、新しいカードローンを利用するには審査通過が必須です。
次は、借り換え時の審査について確認していきましょう。

借り換えでの新たな申し込みは、複数借入とみなされる

今のカードローンの審査の時は、他社の借入がない状態だった人も、借り換えでの申込は“他社カードローンの利用あり”と扱われます。
そうなると、返済の能力の有無が問われ、審査が厳しくなることは否めないでしょう。

消費者金融カードローンから消費者金融への借り換えの場合

消費者金融の場合は、総量規制が審査に影響をおよぼします。
※総量規制とは、利用者の年収3分の1以上の融資をしてはいけない法律

例えば現在年収が300万円として、すでに50万円の借入をしているとしましょう。
その返済をするために他社で50万円借りようとすると、借入総額は100万円。
収入の3分の1の借入となり、新たな融資をしてもらえない可能性が非常に高いのです。
3分の1以下になるよう、希望借入額を40万円にしたとしても返済能力の有無を疑問視されるでしょう。
消費者金融から消費者金融の借り換えをする場合は、しっかりと対策を練る必要があります。

消費者金融カードローンから銀行カードローンへの借り換えの場合

一般的に金利が低い銀行カードローンは、借り換え対象としておすすめされていることが多いです。
インターネット情報でも「借り換えするなら銀行カードローン」というようなキャッチフレーズがいくつかみられます。
銀行は消費者金融よりも金利が低いことは事実で、それに伴って借り換えのメリットもあります。
ただ銀行カードローンでの多重債務者問題がニュースなどで取り上げられてからは、金融庁からの指導も入り、審査がかなり厳しくなっています。
銀行は総量規制の対象外ではあるものの、総量規制に合わせるようなルール・条件改正も進んでいます。
銀行だから審査は大丈夫・・・とは言い切れない現状です。

銀行カードローンから銀行カードローンへの借り換えの場合

銀行カードローンから、さらに金利の低い銀行カードローンへの借り換え、これも一概に審査が通過しやすいとは言い切れません。
審査の厳しさは先ほどお伝えした通りで、いま利用中のカードローンが銀行のものであっても状況は大きくは変わらないでしょう。

審査で見られるポイント

審査基準は、それぞれのカードローンによって異なりますが、共通しているのは返済能力がある人にお金を融資する、という点です。
カードローンの審査は、申込時に入力する項目はほとんどが審査対象になっていて、ひとつひとつを係数化し判断しているといわれています。
そして最終的に年収に対して支出割合が低ければ返済能力があるとみなされます。
自分の収入と支出のバランスをもう一度チェックすることも大切です。

審査に通過しない・・とされる要因

審査落ちするのは返済能力が無いと判断されるからです。
その要因としてよく指摘されているのが次の3つです

  • 他社での借入が多い
  • 延滞や滞納の実績がある
  • ウソの申告内容

他社での借入が多い場合は、要注意とみなされてしまいます。
それらによる返済で支出割合も増えているからです。
また、延滞や滞納の実績がある場合も危険ですね。
返済できないから滞納が発生しているわけですから、根本的に返済能力が低いと判断されても仕方ありません。
さらにウソの申告はもってのほかです。
審査に通過したいために、年収や他社での借入額を偽ったとしても個人信用情報機関で照合をかければすぐにバレます。
ウソをつく=信用がない、とされ、審査に悪影響を及ぼします。

借り換えを成功させるためには

実際に借り換えを成功させるためにどうすればいいのか、これまでの内容からポイントをピックアップしました。

  • いま利用中のカードローンよりも低い金利のものを選ぶ
  • 借り換え先は銀行カードローンが妥当
  • 返済回数(期間)はできるだけ少なくする
  • 借り換え先の返済方式と内容を確認し把握する
    (毎月決まった額の返済、リボ払いだと返済期間が長くなる可能性があるため、計画的に返済できるよう内容をしっかり把握する)
  • 返済シミュレーションでしっかり計算、返済総額をチェック
  • 借り換えを優先するなら、ある程度の利便性は諦める
  • ネット銀行は特典あり。人によっては利用しやすい
    (ポイント付加 金利0.5%優遇など)

これらのことを意識して、借り換えを成功させるようにしてください。

カードローンでの借り換えはいい面もあれば悪い面もあること、お分かりいただけたでしょうか。
とはいえ、カードローンそのものは、多くの方の個人消費を支えるいい商品です。
それをうまく活用するかしないかは利用者次第ということ。
カードローンでの借り換えを考えている人、何社ものカードローンの借入をなんとかしたい人は、これからのお金の使い方をしっかり考えて利用するようにしてください。

自分の生活を守るためにも、上手なカードローンの利用、借り換えを行い、計画的な利用をするようにしましょう。

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