電気代が払えない!電気代滞納から電気が止まるまでの流れと対処法

あなたは「電気代の支払が期日までに間に合わない!」と悩みでいませんか?
支払いが遅れてしまった場合、電気を止められてしまう可能性があるので、電気がつかなかったり冷蔵庫の中身が腐ってしまったりなど日常生活に大きな支障が出てしまいます。
さらに延滞が長引くと、延滞利息が発生したり、財産を差押えられたりなどのペナルティが発生することもあるんです。
ここでは、実際に電気の支払が遅れると発生するデメリットや、対処法、電気代を安く済ませる方法を紹介します。

電気メーターの検針から送電停止までの流れ

まずは、電気代を払わないときの、電気を止められるまでの流れについて説明しますね。

【電気が止められるまでの流れ】

  1. 支払期日は、検針翌日から30日後
  2. 延滞利息を支払うのは、支払期日翌日から10日後以降
  3. 電気供給停止の可能性があるのは、支払最終期日以降
  4. さらに滞納を続けた場合、ペナルティが追加されることも

それぞれの流れについて、くわしく説明しますね。

【電気が止められるまでの流れ】
1.支払期日は、検針翌日から30日後

通常の支払期日は、今月の検針行われた翌日から30日です。
このときの電気代請求額は、屋外に設置してある電気メーターの値から、前月と今月の差を計算することで求められます。

【電気が止められるまでの流れ】
2.延滞利息を支払うのは、支払期日翌日から10日後以降

支払期日翌日から10日後以降は、延滞利息を支払う必要があります。
この延滞利息は、支払期日翌日からカウントされ、毎日0.0274%の金利(年率10%)で加算されていくので、できるだけ早く支払うのがオススメです。
たとえば、請求金額が5000円の場合、1日の延滞料は1.37円です。

(請求金額 × 0.0274% = 1日あたりの利息)
5000円 × 0.0274% = 1.37円

このように、延滞利息自体はかなり少額ですが、1円でも節約したいのであれば、遅くとも期日翌日から10日以内には支払いましょう。

【電気が止められるまでの流れ】
3.電気供給停止の可能性があるのは、支払最終期日以降

通常の支払期日の翌日から20日後に「支払最終期日」という期限が定められています。
この最終期限を過ぎると、送電を止められる可能性があります。

ただ、何の予告もなく、ブツっと電気が止められるわけではありません。
以下のような内容の通知が届き、この期日までに支払わなかった場合は、電気を止められてしまうんです。
「最終期限である〇月〇日までに支払が確認できない場合、送電を停止します。」

【電気が止められるまでの流れ】
4.さらに滞納を続けた場合、ペナルティが追加されることも

さらに電気代の滞納が続いた場合、延滞金や送電停止以外にも、以下のようなペナルティの可能性があります。

  • 保証金を求められる
  • 契約を解除される
  • 裁判や差押え

それぞれのペナルティについて説明しますね。

電力供給の再開条件として、保証金を求められる可能性がある

電力の供給がストップされると、再開の条件として、電力会社から保証金を求められる可能性があります。
3ヶ月分までの電気料金を電気会社に預けることで、万が一、次回の支払が滞った場合でも、その保証金の中から料金を払えるようにするためです。
電気代1ヶ月分だけでも支払が難しい状態なのに、さらに3ヶ月分も預けるというのは大変な出費ですね。

送電停止後も延滞が続くと、契約を解除されることも

送電が停止された場合、さらに支払期限が設定されます。
もし、その支払期限までに支払をしなかった場合は、契約自体が解除されてしまう場合があります。

なお、解約になっても、支払義務は消えません。
支払時期が延びれば延びるほど状況は悪くなります。

最悪の場合、裁判や差押えの可能性もある

あなたが電気代を支払をすることは、契約で定められた義務なので、電力会社は料金を回収できない場合、債権回収会社に依頼をします。
悪質な場合は裁判や差押えをされる可能性があるので、絶対に「踏み倒そう」などとは考えないようにしましょう。

(参考:東京電力 電気供給約款


ここまで、電気代を滞納することによるペナルティについて説明しました。
もちろん、こうしたペナルティも困りますが、“電気が使えない状況”というのは、あなたが想定しているよりもツラい可能性があるんです。
というわけで、「電気が止められると困ること」について、具体的に紹介します。

電気が止まったときに困ること4つを知っておこう

電気が止まった場合、代表的な困ることは以下の4つです。

  1. 夜間の照明が確保できない
  2. 冷蔵庫の中身がダメになってしまう
  3. 携帯やスマホの充電もできない
  4. オール電化の場合、お風呂の湯沸も調理もできなくなる

それぞれについて、カンタンにお話ししますね。

【電気が止まったら困ること】
1.夜間の照明が確保できない

電気が使えないことで、多くの人が最初に思いつくのは、夜間の照明が確保できないということです。
リビングや廊下の照明については、懐中電灯やスマホの明かりでしのげるでしょう。
しかし、水を使うお風呂では、電池式の照明を使うのは困難です。
何より、暗闇の中で大量の水やお湯の中に入るというのは予想以上に恐怖を感じるでしょう。

【電気が止まったら困ること】
2.冷蔵庫の中身がダメになってしまう

ふだん、スイッチを入れたり切ったりする機会がほとんどないので、つい忘れがちですが、冷蔵庫の機能も止まってしまいます。
多くの食料を冷蔵庫で保存している場合、中身が腐ってしまい、余計な食費がかかってしまうことになります。

【電気が止まったら困ること】
3.携帯やスマホの充電もできない

「電気が止まっても、一晩くらいならスマホがあればなんとかなる!」と思っている人もいますよね。
スマホは、照明を確保でき緊急時の連絡がつくので、停電時にもとても役立つアイテムです。
しかし、電気が止められてしまったら、そのスマホを充電することもできないということを忘れてはいけません。
現代人にとってスマホが使えない状況というのは、電気が止められる以上に困った事態になりますよね。

【電気が止まったら困ること】
4.オール電化の場合、お風呂の湯沸も調理もできなくなる

最近ではマンションやアパートでも、オール電化の物件も増えてきました。
通常の家ならガスで給湯や調理を行いますが、オール電化の家は、これらをすべて電気で行います。
もし、あなたの家がオール電化なら、お風呂であったかいお湯に入ることも、コンロで調理をすることもできません。


このように、電気が止まってしまうと、事前に想像していたよりも困ることが多いです。
しかし、毎月の給料は決まっているし、どうしてもお金の工面が難しいこともありますよね。
というわけで、つづいては“どうしても支払が間に合わない場合の対処法”について説明します。

どうしても電気代の支払が間に合わない場合の対処法3つ

電気代を支払わなくては!と思っていても、家計が苦しくて払えないときもありますよね。
このように、どうしても電気代の支払いが間に合わないときには、以下の3つの対処法をとるのがオススメです。

  1. まずは早めに電力会社に相談
  2. 親など、身近な人に頼る
  3. 家の中の不用品を売ったり、単発バイトで稼いだりしてお金をつくる

それぞれの対処法について、カンタンに説明します。

【電気代支払が間に合わない時】
1.まずは早めに電力会社に相談

まずは、最初の支払期日の前に、電力会社に電話で支払いについて相談し、支払う意思があることを、しっかりとアピールしましょう。
送電停止までの期日を延長してくれる保証はありませんが、できるだけ早いうちに連絡を入れると、相談にのってくれる可能性が高まります。

【電気代支払が間に合わない時】
2.親など、身近な人に頼る

自分の収入では、どうしても支払いがムズカシイ場合は、親や親せきなどに頼りましょう。
いざという時には、できる限り身近な人に助けてもらいましょう。

【電気代支払が間に合わない時】
3.家の中の不用品を売ったり、単発バイトで稼いだりしてお金をつくる

通常の仕事の収入が一定なのであれば、なんとかお金をつくる方法を検討しましょう。
家の中を見回して、売れそうなものはないですか?
マンガ・ゲーム・ブランド品などの、今は使っていないものをリサイクルショップやヤフオクで販売すれば、ある程度まとまったお金をつくることもできます。
また、休日に日払いのバイトをしたり、クラウドソーシングなどで得意な仕事をすれば、いつもの仕事以外にも収入を得ることもできます。

なお、急いでお金を作る方法については、「どうしてもお金が必要でピンチ!大至急お金を作る方法」を参考にしてみてくださいね。


ここまで、電気代の支払いが間に合わない場合の対処用法について説明しましたが、実行することはできそうですか?
つづいては、電気代の負担が大きく、毎月の支払いがムズカシイと感じている人に向けて、少しでも電気代を節約する方法を紹介します。
電気の使用量を減らす以外にも電気代を節約する方法があるので、参考にしてみてくださいね。

電気代を下げる具体的な方法を紹介します

電気代を下げたいなら、以下の3つの方法を試してみてください。

  1. 電気代の支払方法を見直す
  2. アンペア数の変更を検討
  3. 電力会社の見直しを検討

それぞれについてカンタンに紹介します。

【電気代を下げる方法】
1.電気代の支払方法を見直す

あなたは今、毎月の電気代をどのように支払っていますか?
実は、支払方法を見直すだけで、割引が適用されることもあるんです。

口座振替なら毎月54円割引になる

電力会社によっては、支払方法を口座振替に設定するだけで、毎月の電気代から54円割引してくれるサービスがあります。
少額ですが、支払方法を変更するのは大した手間ではなく、自動引き落としにしておけば支払を忘れる心配もありません。
コンビニへ振込用紙を持って行って支払をしている人は、今スグにでも変更しておきましょう。
※北海道電力、東北電力、沖縄電力は口座振替の割引は実施していません。(2017年11月23日時点)

クレジットカードのポイント還元を使う

オトクな支払方法は口座振替だけではありません。
クレジットカード払いに設定をすれば、クレジットカード会社のポイント還元を受けることができます。

還元率はカード会社によって異なりますが、オススメは楽天カードです。
他のカード会社の還元率は約0.5%のところが多いですが、楽天カードで電気代を支払えば1%のポイントが還元されます。
ポイントの使い道も、楽天市場での買い物で使うことができるので、とても使い勝手が良いです。

毎月の電気代が5,400円を超えることが多い人は、口座振替の54円割引よりも、還元率1%のクレジットカードで支払をした方がオトクですね。

楽天カードについて、くわしくは「楽天ポイントを効率よく貯めるコツ!キャンペーンや楽天カードをうまく活用しよう」を参考にしてください。

【電気代を下げる方法】
2.アンペア数の変更を検討

あなたが住んでいる家の契約アンペア数を見直すことで、基本使用料を節約することができます。

契約アンペア数とは、契約によって定めた”一度に使える電力量”のことで、契約アンペア数が多いほど、同時にたくさんの電化製品が使えます。
しかし、それにともなって基本料金も上がるので、過剰な契約をしていると、損をしてしまうんです。

ただ、「適切な契約アンペアがわからない」という人もいますよね。
そこで、ふだん同時に使用する家電を思い浮かべつつ、以下の表を参考にして適切な契約アンペア数を考えてみてください。

家電名 1台あたりの使用アンペア数
10畳用インバータエアコン運転時 冷房5.8A、暖房6.6A
(起動時は冷房14A、暖房20A)
3畳用電気カーペット 8A
42型液晶テレビ 2.1A
掃除機 「弱」2A、「強」10A
アイロン 14A
ヘアードライヤー 12A
450L冷蔵庫 2.5A
30L電子レンジ 15A
5.5号用IHジャー炊飯時 13A
200VのIHクッキングヒーター 20~30A
100Vの食器洗い乾燥機 13A
容量9㎏のドラム式洗濯乾燥機 2~3A

(※東京電力エナジーパートナー公式サイトより引用

一度に多くの家電を使用する場合、契約アンペア数も大きくする必要があります。
反対に、消費電力の大きい家電を使う時間をずらすことで、契約アンペア数も低く抑えることができます。

一般的に、「一人暮らしの人が契約するアンペア数の目安は、30Aが適正」と言われています。
しかし、家にいる時間が短く、料理もあまりしないということであれば、もっと少ないアンペア数でも十分生活することができますよ。

【電気代を下げる方法】
3.電力会社の見直しを検討

従来は、電気の契約を、各地域の電力会社と契約しなければならず、電気をどの会社から買うか選ぶことが出来ませんでした。
しかし2016年4月からは、特定規模電気事業者(PPS:Power Producer and Supplier)の参入が可能となり、どの電力会社から電気を買っても良いようになりました。
このPPSとの契約をすれば、使い方によっては大幅に電気代を下げることができます。

特定規模電気事業者(PPS:Power Producer and Supplier)とは

従来の東京電力や関西電力などの、地域ごとの電力会社以外の電気事業者のことを特定規模電気事業者(PPS:Power Producer and Supplier)と言います。
電力自由化は、段階的に2000年から企業向けに始まっていましたが、2016年の4月から、50kw未満の一般家庭や小規模の企業向けの電力プランも自由化されました。
これからは、格安スマホの会社を選ぶ感覚で、好きな電力会社と自由に契約することができるようになりました。

PPSが提供するプランは様々な特典があります。

PPSが一般家庭向けに電気の販売を始めることによって、各社様々なオトクなプランを打ち出し、価格競争が始まっています。
各社の特徴は異なりますが、以下のような特典があります。

  • 長期契約でよりオトクになる
  • 使用電力量が多いほうがオトクになる
  • 電気以外のサービスから割引の特典がある
  • 割引のパーセンテージを一律に設定
  • 基本料金が無料
  • 使用電力量に関係なく一律の価格設定
  • 他のサービスと同時契約でセット割りがある

いろいろなPPSがあり、さらに各社にいくつもの料金プランがあるので、迷ってしまいがちですが、今までの電力会社よりもオトクになる場合が多いです。
以下はPPSの一部ですが、基本料金などを比較しているので参考にしてくださいね。

契約アンペア数
および使用状況
(参考値)
東京電力
ENEOSでんき Echange H.I.S ソフトバンクでんき
自然でんき
東京ガス
基本料金(円) 10A 280.8 280.8 0
15A 421.2 421.2
20A 561.6 561.6
30A 842.4 842.4 800.28 842.4
40A 1123.2 1123.2 1067.04 1123.2
50A 1404 1404 1333.8 1404
60A 1684.8 1684.8 1600.56 1684.8
1kWhあたりの料金(円) ~120kWh 19.52 19.52 18.46 26 (~140kWh)
23.24
120超~300kWh 26 24.09 24.62
        (140超~350 kWh)
23.45
300kWh超 30.02 25.75 28.44
(350kWh超)
25.93
供給エリア 茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
神奈川県
山梨県
静岡県の富士川以東(離島は対象外)
沖縄県を除く全国のエリア(離島は対象外) 北海道
東北
東京
中部
関西
中国
四国
九州電力エリア
東京都
神奈川県
埼玉県
茨城県
栃木県
群馬県
山梨県
静岡県の富士川以東(離島は対象外)

現代では、電気はあって当たり前のものであり、使えなくなってしまうと普通の生活が送れなくなってしまいます。
日頃から電気代を安くする工夫をし、月々の料金を滞納しないで済むように気を付けてくださいね。

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