学費が払えないときは延納・免除できる?借りるならどこ?

納入期日までに学費が払えず、学校を辞めさせられてしまうのではないかと不安に感じていませんか?
一生懸命にバイトをしていても、授業や課題、レポートや試験勉強もある中、納入期日までに数十万円を稼ぐことはほぼ不可能ですよね。

もし、このまま納入期日までに学費が払えず滞納してしまうと、最悪の場合は除籍処分となり、入試合格や単位取得がなかったことにされてしまう可能性があります。

では、学費の納入も学校も、どちらも諦めなくてはいけないのかといえば、まだまだ残されている方法はたくさんあるんです。
そこでここでは、学費が払えない学生さんに向けて、学費が払えないときの対処法を紹介します。

一般的な学費の納入方法について確認しておこう

大学の学費は、大学や学部ごとに異なりますが、学費納入の手続きはどこも似たような流れになっています。
共通している納入方法は、以下の通りです。

  • 前期と後期それぞれ分けて支払う
  • 支払い期限は、前期は4月末~5月、後期は9月末~11月
    (※支払方法は振込用紙・自動引落などの指定があるので確認が必要)
  • 納入できない場合は、分納や延納などの願書を出せば対応してもらえる
    (※分納や延納の条件や手続き方法は学部・研究科によって若干異なる)
  • 分納・延納などの書類については各学部・研究科の所定の窓口に提出する
【参考】有名大学の学費納入期日(前期・後期)
大学名 前期の学費納入期日 後期の学費納入期日
東京大学 5月 11月
京都大学 4月末日 10月末日
首都大学東京 4月26日 10月26日
大阪府立大学 5月28日 10月28日
早稲田大学 5月1日 10月2日
立命館大学 4月30日 9月30日

学費が払えないなら大学の分納・延納・免除制度を利用しよう

何らかの事情で学費が期限内に支払えない場合は、分納・延納を願い出ましょう。
指定の「願書」「申請書」を提出すると対応してくれますよ。

【分納とは?】
前期・後期でそれぞれ支払う学費を、何回かに分けて支払う方法です。
【延納とは?】
支払う学費の納入期限を延長してもらう方法です。

また、支払いそのものが難しい場合は、免除制度を活用しましょう。
所定の「願書」「申請書」を期限までに提出する必要があるので、支払いがムズカシイと感じたら早めに学生課に相談してくださいね。

【免除制度とは?】
「在学中の学費を納入しなくてもいい」と認めてもらう制度です。
学費免除については各大学それぞれに基準があり、大学長の認可が必要ですが、認可を受ければ学費の一部もしくは全額が免除されます。
【参考】有名大学の分納・延納・免除制度
大学名 分納方法 延納方法 免除方法
東京大学 条件に該当する学生のみ、申請書を提出し、選考で認められる必要がある
京都大学 所定の願書に必要書類を添え、期日までに提出して許可をもらう
首都大学東京 所定の申請書を提出 所定の申請書を提出
大阪府立大学 所定の申請書に必要書類を添えて提出
早稲田大学 振込用紙でできるだけ早く納入 「学費等延納願」を早めに提出 免除ではなく、奨学金を活用する
立命館大学 所定の申請書を提出 免除ではなく、奨学金を活用する

学費の分納・延納でもムリならお金を借りよう

分納や延納でも学費の支払いが無理、免除の認可もおりなかった、そんな場合はお金を借りて学費を支払う方法があります。
方法としては「奨学金」や「教育ローン」の利用です。
これらはどんなものなのか、具体的に説明しましょう。

奨学金を借りる場合

「奨学金」と言っても、日本学生支援機構はもちろん、自治体や新聞社など幅広く存在しています。
また奨学金にはいくつかのタイプに分かれていて、それぞれ申込条件や申し込み時期、金額・金利などに違いがあります。

自分はどの条件にあてはまるのか、どの奨学金が自分にちょうどいいのかをじっくり考えて選択するようにしましょう。

【参考】日本国内の奨学金一例
機関 タイプ 申込時期 金額 条件
日本学生支援機構 貸与型・有利子
(第二種)
5月中旬~7月中旬、
10月下旬~11月下旬
月額3・5・8・10・12万円から選択 国内の大学院・大学・短大・高専・専修学校の学生
貸与型・無利子
(第一種)
5月中旬~7月中旬 国公立か私立、自宅通学か下宿かによって、月額3万~6万4千円
給付型 国公立か私立、自宅通学か下宿かによって、月額2万~4万円
緊急 年間を通じて随時 国公立か私立、自宅通学か下宿かによって、月額4万5千~6万4千円 失職・破産・事故・病気・死亡・災害などにより家計が急変し、緊急に奨学金が必要となってから12ヶ月以内の者
応急 月額3・5・8・10・12万円から選択
自治体
(例:東京都小金井市)
給付型 毎年度 月額12,200円 大学・高専の学生
大学
(例:津田塾大学)
貸与型・無利子 随時 授業料相当額 津田塾学生。学業に優れ、経済的に就学が困難で、日本学生支援機構に採用されなかった者
新聞社
(例:朝日新聞社)
給付型 随時
(定員締切)
年間130万円(4年まで) 首都圏の大学等に通学し、ASAに勤務できる者
財団
(例:公益財団法人日本財団)
給付型 随時 月額5万円 高校・大学・大学院・高専・短大・専修学校の学生。保護者が犯罪に遭遇し、経済的に通学が困難になった家庭の子。

教育ローンを借りる場合

教育ローンときけば「銀行」を連想しがちですが、自治体や信販会社でも取り扱っているんです。

金利が低いのは自治体ですが、条件や借入金額は銀行や信販が柔軟に対応してくれます。
自分にあったものをしっかり選択してくださいね。

【参考】日本国内の教育ローン一例
機関 タイプ 申込時期 金額 条件
日本政策金融公庫
(国の教育ローン)
貸与型・有利子
(1.81%)
随時 最高350万円 子どもの人数に応じた世帯年収
銀行
(例:三井住友銀行)
貸与型・有利子
(3.475%)
随時 10万~300万円 日本国内在住の満20~65歳以下で、学生本人または両親。前年度年収が200万円以上で安定収入がある。など
信販会社
(例:オリコ)
貸与型・有利子 随時 10万~500万円 学生の保護者

どうしても学費が払えないなら休学・退学という選択肢もある

どんな手段でも学費が用意できないなら、最終手段として休学や退学という選択肢もあります。
学費が支払えなくなったら、自動的に除名・除籍になる大学もあるので、その前に何らかの手を打っておきましょう。

最初に考えたいのは「休学」という選択です。
所定の書類を提出し、休学が認められれば休学期間の学費が一部、もしくは休学期間中全額が免除されるところもあるからです。
休学は大学に籍が残るので、一定期間をすぎれば復学でき授業も受けられます。

休学でも無理な時は、残念ですが「退学」も視野に入れる必要があります。
所定の書類を提出したり、教員と面談をしたりすると、退学できます。
いったん大学を退学しても、編入試験で大学に入りなおすことができるので、取得済みの単位を活かすことができます。

とはいえ、せっかく頑張って勉強して入った大学ですから、できるだけ大学に残れる方法を模索してください。

ちなみに、除籍された場合でも、再入学を願い出れば、復学できる場合もあります。
手続きにはいくつかの提出書類や保証人が必要になるので、あらかじめ窓口に問い合わせをしてくださいね。

【参考】有名大学の休学・退学・除籍処分
大学名 休学手続き 休学中の費用 退学手続き 除籍処分から
復帰する方法
東京大学 願書提出 休学期間中は免除 総長が認めた場合のみ、申請書に手数料を添えて願い出られる 退学願を提出
京都大学 速やかに休学願を提出 初日から休学の場合は免除。途中からの場合は全額納付 再入学を願い出る 所属学科の事務室に願い出る
首都大学東京 休学願を提出 初日から休学の場合は免除。途中からの場合は全額納付 再入学を願い出る 退学願を提出
大阪府立大学 教員と面談後、休学願を提出 初日から末日まで休学の場合は免除 保証人との連署をもって復学願を提出 教員と面談後、退学願を提出
早稲田大学 願書提出 初日から休学の場合は免除。途中からの場合は全額納付 期日までに再入学手続きを行う 面談時に退学願と必要書類を提出
立命館大学 願書を提出 学費の代わりに1学期あたり在籍料5,000円が必要 保証人との連署をもって再入学志願表を提出 退学願と理由書を提出

今回は、学費が高くて払えないときの制度や、お金を借りる方法についてお話ししました。
せっかく入学した大学なので、悔いの残らないような選択をして、かならず夢をかなえてくださいね。

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