保険の見直し方法とおすすめのタイミング(時期)って?

保険に加入しているあなたは、「今の保険、そろそろ見直したいな」「ずっと同じ保険に入っているけど、なんだかムダな気がする・・・」などと思っていませんか?
保険とは加入したら終わりではなく、加入したあとも定期的に見直しするのが大切です。
というのも、長い人生において、必要な保障内容はどんどん変わっていくからなんですね。

ただ、なんとなく保険の見直しをしてしまうと、せっかくこれまでに払っていた保険料がムダになってしまう可能性もあります。
そこでここでは、保険を見直すのにオススメのタイミングや、よりオトクに見直すための方法をご紹介します。

保険の見直しにおすすめのタイミング(時期)は2種類

保険を見直すのに最適なタイミングは、以下のふたつに大きく分けられます。

  1. 現在加入している保険の更新時期
  2. 就職・結婚・出産などのライフイベント発生時

これらふたつのタイミングについて、それぞれ説明しますね。
(※ちなみに、社会保障制度が大きく変わった時も保険の見直しをするタイミングですが、一般的な話ではないので今回は割愛します)

【保険見直しのタイミング】
1.現在加入している保険の更新時期

保険の見直しのタイミングのひとつに、現在加入している保険の更新時期が挙げられます。
というのも、保険は年齢が上がるにつれて、保険料が高くなるように設定されているため、更新時期を迎えると毎月の保険料がグンッと跳ね上がるからなんです。

たとえば、期間10年の定期保険3,000万円に加入するケースについて考えてみましょう。
(※この場合、10年後も保険の制度などが今とまったく同じ条件だと仮定します)
今30歳の男性であれば、毎月の保険料は3,190円ですが、10年後、40歳になったときに同じ定期保険に入ろうとすると、毎月の保険料は6,622円になります。
つまり、同じ保険でも、10年経つと毎月の保険料は2倍以上になるんですね。

毎月の保険料が2倍以上になってしまうと、家計を圧迫してしまいますが、保険に入らないのも不安ですよね。
そこで、この更新のタイミングで保険を見直すのがオススメなんです。
今後必要となる保障内容や、支払い可能な保険料などを考え直し、保険プランを変更したり、違う保険会社を選んだりしてみましょう。

【保険見直しのタイミング】
2.就職・結婚・出産などのライフイベント発生時

ふたつめの保険の見直しのタイミングに、ライフイベントが発生したときが挙げられます。
人生におけるおもなライフイベントには、就職・結婚・子どもの誕生・マイホームの購入・子どもの独立や定年退職などがありますね。
それぞれのライフイベントを迎えたとき、どのようなことに気をつけて保険を見直せばいいのか、具体的に紹介していきましょう。

「就職」で保険を見直す

就職すれば、もう親に頼ることなく、万一の備えも自分で準備していく必要がありますね。
まだ若く、結婚もしていないことが多いこの節目では、入院などの自分自身のアクシデントへの備えを準備しましょう。
また、転職や起業、出産による休職などで「収入環境が変わった時」も、支払い可能な保険料について見直してみましょう。

「結婚」で保険を見直す

結婚すると、もう自分一人ではありません。
今は夫婦二人とも働くケースが多いのですが、世帯収入で考えると、夫婦どちらかの収入が途絶えるのはダメージとなりますね。
独身時代からの医療保険などに加えて、死亡保障も準備しましょう。

「子どもの誕生」で保険を見直す

子どもが生まれれば、子どもが成人するまで、あるいは大学を卒業するまでなど、20年以上の長期間の保障が必要になります。
そのため、このタイミングで、結婚時からの保障をさらに充実させる必要がありますね。

「マイホームの購入」で保険を見直す

マイホームを購入するときに住宅ローンを組むと、団体信用生命保険(団信)に加入させられることが多いです。
この団体信用生命保険とは、万一、住宅ローン返済期間中に世帯主が死亡したり高度障害を負ったりした場合、本人に代わって保険会社が残りの住宅ローンを支払うものです。
つまり、これまでに生命保険をかけている場合、この団体信用生命保険と保障内容が重複してしまう可能性があるんです。
そこで、マイホーム購入で住宅ローンを組んだ場合は、加入している生命保険の見直しをしましょう。

「子どもの独立や定年」で保険を見直す

子どもが独立したり自分が定年退職したりすれば、これまでのように大きな保障は必要なくなりますね。
しかし、これからは病気のリスクが高くなる時期です。
死亡保障は少なくしても、自分の医療や介護への備えができるような保険へと見直しを行いましょう。


ここまで、保険の見直しにオススメのふたつのタイミングを紹介しましたが、あなたの保険見直しのタイミングは近そうですか?
では、実際に保険を見直すときに、どのようなポイントに注意して保険を見直せばいいのでしょうか。
というわけで、つづいては保険の見直し方法についてお話しします。

保険の見直し方法は「保険料を下げたい場合」と「保障額を上げたい場合」の2パターンに分けられる

保険を見直す方法は、以下の2パターンに分けられます。

  1. 毎月(毎回)の保険料の支払い負担を軽くしたい場合
  2. 保障を増やしたい(保障額を上げたい)場合

それぞれの場合について、くわしくお話ししましょう。

【保険の見直し方法】
1.毎月(毎回)の保険料の支払い負担を軽くしたい場合

毎月(毎回)の保険料の負担を軽くしたい場合、保険の見直しには以下のような方法があります。

毎月(毎回)の保険料の負担を軽くするための保険の見直し方法6つ
1.今の保険を解約し、新たに保険料が安い保険に加入する 今加入している保険を解約してしまい、保険料が安い保険にあらたに加入する方法です。新規契約する場合は、告知や診査が必要になることもあります。
2.必要ない特約を解約する 昔契約した保険の特約など、現在は必要ない特約部分だけを解約する方法です。
3.保障額を減らす(減額する) 保障額の一部を解約することで保障額を減らす方法です。減額部分に対して解約返戻金があれば支払われます。
4.払済保険に変更する 今の保険料の払い込みを中止し、その時点の解約返戻金をもとに「同じ保険期間」で「同じ種類」へ変更する方法です。保障は今までよりも小さくなります。
5.延長保険に変更する 今の保険料の払い込みを中止し、その時点の解約返戻金をもとに「同じ保障額」の「定期保険」へ変更する方法です。保障額は今までどおりですが、期間は短くなります。
6.自動振替貸付制度を利用する 一時的に保険料の支払いをストップする方法です。解約返戻金を使って保険会社が保険料を立て替えるため、解約返戻金が少なくなることには注意が必要です。

これらの方法は、住宅ローンを組んで団体信用生命保険に加入したり、子どもが大学を卒業したりといった保障を減らせるタイミングで検討するのがオススメです。

ちなみに、保険を解約した場合、保険の種類によっては解約返戻金(かいやくへんれいきん)がないか、あってもごくわずかになってしまう可能性があります。
保険の種類と解約返戻金についての詳しい説明は、「保険選びの超初心者は必見!生命保険(死亡保険)の種類と選び方」にてお話ししていますので、よろしければ参考にしてみてくださいね。

【保険の見直し方法】
2.保障を増やしたい(保障額を上げたい)場合

保障を増やしたい場合、保険の見直しには以下のような方法があります。

保障を増やすための保険の見直し方法5つ
1.新しく加入する(新契約の追加加入) 今の契約はそのままで、さらに新しく保険に加入する方法です。
2.今までの契約を解約して新しい契約に加入する 今までの契約では物足らない場合、解約して新しい契約を結びなおす方法です。
3.今までの契約に特約を追加(特約中途付加) 今の保険に特約を付けて、保障が足らない部分を埋める方法です。
4.保障を増額する方法(中途増額) 今の保険の保障額を増やす方法です。
5.契約転換制度を利用する 「保険の下取り」のようなもので、今の保険の配当金などを利用して、最新の手厚い保障に変更する方法です。ただし、保険会社の変更・解約返戻金の受取はできません。

これらの方法は、結婚や子どもの誕生などのライフイベントはもちろん、起業などの保障を厚くしたいタイミングなどで検討するのがオススメです。


ここまで、保険の見直し方法について紹介しましたが、どんな方法があるのかイメージできましたか?
最後に、保険の見直しをする際に「掛け捨ての方がいいのか、それとも積み立ての方がいいのか?」というギモンを解決します。

保険を見直すとき「掛け捨て型」と「積立型」のどっちがいいの?

生命保険(死亡保障)には、定期保険・終身保険・養老保険があり、以下のように分類できます。

掛け捨て型 積立型
保険の種類 定期保険 終身保険、養老保険
メリット
  • 保険料が安い
  • 解約返戻金や満期金がる(時に払い込んだ額より多くなることもある)
  • 知らず知らずに毎月積み立てをしている
デメリット
  • 解約返戻金がない(ごくわずか)
  • 保障期間が決まっており、一定期間が過ぎると保障も切れる
  • 保険料が高い

では、保険の見直しのときに、掛け捨てと積立のどちらを選んだらいいのでしょうか?

オススメなのは、「積立型」をベースにして、必要な時期のみ「掛け捨て型」を追加する方法です。
たとえば、ライフイベントの結婚時にベースとなる積立型(終身または養老)に加入し、子どもが産まれるたびに掛け捨て型(定期)を追加するというのが、理想的なんです。

「掛け捨て」と聞くともったいないイメージがありますが、とても安い保険料で保障を準備できるので、上手に活用してくださいね。


今回は、保険の見直しについてお話ししましたが、見直しについて前向きになりましたか?
ふだんあまり意識していない保険だからこそ、更新やライフイベントのタイミングで、自分自身や家族を守ってくれる大切なツールとして、しっかりと見直たいものです。
「保険の見直しは面倒でムズカシイもの」と思われやすく、先延ばしにされがちですが、この記事を参考にいい見直しをしてみてくださいね!

【編集部より追記】
「いろいろ調べてみたけど、やっぱり保険の見直しってムズカシイ・・・」と思っていませんか?
そんなあなたには、ベテランのファイナンシャルプランナー(FP)が保険の見直しをしてくれるサービス「保険のビュッフェ」がオススメです。
完全に無料で使えるうえに、保険会社のように押し売りされることもないので、ちょっとだけ相談してみるのにも安心ですよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

柴山 有美子

【資格】
・三級ファイナンシャル・プランニング技能士
・日本商工会議所簿記検定 3級
ほか多数

【略歴】
安田生命保険相互会社にて6年間、保険代理店にて1年間勤務し、生命保険・損害保険の販売営業、契約者のアフターフォロー、新入職員の育成、営業事務に携わる。
さらに、ホテルフロントや服飾販売、レストランカフェ開業など幅広く経験を積みながら経営の知識を習得し、三級ファイナンシャル・プランニング技能士や日本商工会議所簿記検定3級を取得。
2016年より本格的にライターとして活躍中。