家を担保にお金を借りる方法がわかる!無職、高齢者でも借りれるの?

お金を借りる方法は様々ありますが、最近は家を担保にお金を借りるスタイルに注目が集まっています。

まとまったお金を長期間、低金利で借りれて、幅広い用途に利用できるからです。

昔から家を担保にお金を借りる方法はありましたが、利用できるのは返済能力のある世代が中心でした。

ところが、最近ではシニアでもお金を借りれる新しい商品も出てきています。

時代によって変化しつつある、担保型の融資。

今回は家を担保にお金を借りる方法についてお伝えしています。

家を担保にすれば無職・高齢者でもお金を借りれる?

「今、仕事をしていないけど、自分名義の家はあるんだよね。家を担保に借りれるかなぁ」と考えている人もおられるでしょう。

無職だけれど家を持っている・・って人ですね。

結論から言いますと、無職でも、高齢者でも、借りれる可能性はあるです。

ある貸金業者のHPでは、次のような説明がありました。

「銀行・ローン会社で家を担保にした融資は、安定した収入の無い無職の資金需要者へは不動産売却前提つなぎローン等の例外を除けばほぼ不可能といえます。」

「無職や失業中の方でも賃貸マンションやアパート、収益ビル、貸し駐車場等を所有し、安定した賃料やテナント料収益を得ている場合は借り入れ出来る可能性が出てきます。」

(HPより一部抜粋) 

つまり仕事での稼ぎはなくとも家賃収入がある、とか、高齢者で定期的に年金が入ってくるなど、何らかの収入があれば、貸してくれるところが少なからずあるということです。

ただし、全く収入がなく自分の家で生活している場合は、お金を借りることはかなり厳しいですが、資産価値の高い家なら・・と対応してくれるところがあるかも知れませんね。

ローン会社によって基準が異なりますので、無職で家を担保にお金を借りたい場合は、まずは相談することから始めてください。

尚、のちほど説明しますが、高齢者の方には、高齢者向けの担保型融資がありますので、そちらも検討いただければ結構です。

家を担保にお金が借りれるところは?

家を担保にお金を貸してくれるところは、公的機関や銀行、消費者金融などのノンバンクになります。

ただ、返済能力や資金目的によっては利用できるもの・できないものが出てきますので、そこから整理していきましょう。

家を担保に融資している三大ローン

家などの不動産を担保としてお金を借りれる一般的に知られているローンは次の3つです。

  • 不動産担保ローン
  • リバースモーゲージ
  • 住宅ローン

それぞれの特徴を見ていきます。

不動産担保ローン

自分や親族が持っている土地や住宅などの不動産を担保としてお金を借りるローンのことです。

お金の利用目的は特に問われることが無いので、事業資金・レジャー・生活費など様々な分野で利用可能。

月々の返済が発生し、滞納すると担保が没収されます。

メリット

低金利でお金が借りれる
不動産担保ローンは、カードローンと同じように借りたお金を自由に使うことができますが、金利を比較するとかなりの低金利でお金が借りれます。
銀行カードローンが平均14%、消費者金融が平均18%の金利に対して、不動産ローンは平均8~10%前後です。
総量規制対象外なので高額借入ができる
不動産担保ローンはカードローンと違い総量規制の適用から除外されているので、お金を借りる上で年収の3分の1を意識する必要はありません。(貸金業施行規則第十条の二十一)
このことから、担保にする家の価値によって融資額が変わりますが、高額の借入が可能です。
※最高融資額や返済期間は金融機関や個人の借入額によって異なります。
住宅ローンがあっても借りれる
金融機関によっては、住宅ローンを支払い中の家でもお金を貸してくれるところはあります。
ただし、ローンの支払いを始めたばかりでは、自分の資産とは言えませんので、せめて5年以上の支払いが済んでからの方が良いでしょう。

デメリット

手続きや審査に時間がかかる
カードローンのように簡単に手続き・・・という訳にはいきません。
家を担保にするため、それなりの法的手続きをとる必要性もあり、提出書類の数も増えますね。
また、物件価値を見極めるための時間もかかり、融資の審査時間も加わると2週間以上の時間がかかることもあります。
事務的手数料が発生する
金利以外にも、手続きを取るための事務手数料が発生します。
返済できなければ担保として没収される
ローンが返済できなければ、購入した土地や家は抵当物件として没収されます。
もちろん居住することもできません。
金利の選択が難しい
不動産担保ローンには固定金利と変動金利があります。
固定がいいのか変動がいいのか、どちらで返済していくかを判断するにはそれなりの経済予測が必要となってくるので、専門家の知恵を借りたほうが良いでしょう。

借りれる先

このローンを取り扱っているのは銀行が中心で、クレジット会社や大手消費者金融でも取り扱っていますが、少数です。

消費者金融はアイフル、クレジット会社では出光クレジットが取り扱っていますね。

尚、アイフルでは事業者サポートプランとして不動産担保融資を行っていますが、事業費利用を目的としていますので、個人事業者や法人が貸付対象者となります。

必要な書類

金融機関によって多少の違いはありますが、代表的な提出書類は以下の通りです。

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
  • 収入証明書(源泉徴収票、所得証明書など)
  • 担保不動産が確認できるもの(登記事項証明書など)

リバースモーゲージ

シニア世代(一定の年齢以上の人)が、家を担保にしてお金を借りるローンのことです。

常陽銀行のHPでは「自宅(持ち家)を担保にして、そこに住み続けながら金融機関から融資を受けられる主にシニア層向けの融資制度」と明記しています。

本人が亡くなった後はその物件を売却して、借りたお金を一括返済する仕組みとして新たに作られました。

なお金融機関によって、借りたお金の利用目的が制限されることがあり、自由に使えないこともありますので注意が必要です。

メリット

高齢者がまとまったお金を借りることができる
リバースモーゲージは高齢者への融資を目的とした商品です。
家を担保にすることで審査のハードルが低くなり、高齢者でも高額のお金を手にすることができます。
資金利用が自由なものもある
金融機関によって異なりますが、お金の利用目的を問われないところがあります。
自由にお金が使えれば、有料老人ホームへの入居資金や医療・介護費にも利用できますよね。
年収などはあまり重視されない傾向あり
住宅ローンや不動産担保ローンと異なり、本人の収入については重視されることが少ないようです。

デメリット

担保になる家の種類が問題
基本的に土地付きの戸建て住宅に対して適用している金融機関が多いようです。
※マンションや土地なし戸建てでも対応している金融機関も少なからずありますので、利用の際は確認をしておきましょう。
相続人の同意が必要
子供などの推定相続人全員の同意が必要です。
相続人が拒否すると利用できないことがあるので、利用の際は慎重に進めていくことが大切です。
金利の変動に注意
リバースモーゲージの金利は変動金利を適用している金融機関が多いので、金利が高くなる可能性も見据えておく必要があります。
家の価値が下がる可能性あり
担保となる家の価値は定期的に見直されます。
評価額が下落すると元本割(借りているお金の方が高くなる)することも出てくるので、契約の際には、しっかりと説明を受けておきましょう。

借りれる先

公的機関や銀行・信販などの民間金融機関で利用できます。

必要な書類

金融機関や個人の状況によって提出書類が異なり、金融機関もHPに公開しているところがあまりありませんので、個別に問い合わせしましょう。

なお、一例としてみずほ銀行「みずほプライムエイジ」の必要書類を表記しておきますので参考にしてください。

本人確認書類
住民票・戸籍謄本
源泉徴収票
課税証明書・納税証明書
固定資産税 都市計画農政証明書
ねんきん定期便(特別便)

住宅ローン

「土地を買う」とか「家の新築や改築」のために、その土地や家を担保として銀行などからお金を借りるローンのことです。

お金を借りる目的が明確になっているため、それ以外の用途で使うことはできません。

安定した収入があり、返済能力のある人を融資条件としているところが多いですね。

もちろん月々の返済が発生しますし、返済が滞納すると担保を没収されてしまいます。

メリット

高額の土地や家が自分のものになる
何千万円(場合によっては数億円)の買い物ができるのが大きなメリットです。
土地や家は将来の財産にもなりますので、何かあった時の保証にも利用できます。
低金利・長期返済でお金が借りれる
通常の借入れよりも、低金利で長期間お金を借りることができます。
35年の返済期間を組む金融機関が多いようです。
生活スタイルに合わせて金利の種類を選べる
固定金利・変動金利・固定・変動ミックス型と、返済時に関わる金利を自由に選ぶことができます。
※各金利のメリット・デメリットについての説明は今回は省略。
税金の控除が受けられること
住宅ローンを利用して家を購入したりリフォームすると、所得税や住民税が軽減されます。
※リフォームをした場合、工事内容や住宅要件を満たしていることが必要です。

デメリット

金利の選択が難しい
メリットのところで金利が選択できることをお伝えしましたが、金利を選ぶのにはそれなりの難しさがあります。
経済状況によって、金融市場も変動し金利に大きく影響してくるからです。
固定がいいのか変動がいいのか、判断するにはそれなりの経済予測が必要となってくるので、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談するのかいいでしょう。
手数料が高い
金利以外に事務手数料や登記費用など、手続きにお金がかかります。
返済できなければ担保として没収される
ローンが返済できなければ、購入した土地や家は抵当物件として没収されます。
もちろん居住することもできません。

借りれる先

地方自治体などの公的機関や銀行・保険会社・信販などの民間金融機関で扱っています。

それぞれの金融機関によって金利や審査に差があるので、しっかりと比較することが必要でしょう。

公的機関は安くで借ることができますが、その分手続きや条件が厳しいといわれています。

対して、民間は金利は若干高めでも、柔軟に対応してくれることころが多いのが特徴です。

必要な書類

金融機関によって多少の違いはありますが、代表的な提出書類は以下の通りです。

準備するにはそれなりの時間や手間がかかるものが多いので、計画的に用意するようにしましょう。

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
  • 収入証明書(源泉徴収票、確定申告書など)
  • 担保不動産が確認できるもの(不動産登記簿謄本や建物図面など)

家を担保にお金を借りる方法まとめ

色々と説明をしてきましたが、その内容を表にまとめましたので参考にしてください。

 
住宅ローン 不動産担保ローン リバースモーゲージ
種類 土地の取得や住宅の新築・改築などの目的のために、土地と家を担保として金融機関などからお金を借りるローン 自身または親族が持っている土地や家等の不動産を担保として金融機関からお金を借りるローン 高齢者を対象にした、家を担保にしてお金を借りるローン
利用可能先 地方自治体 銀行
信販会社
クレジットカード会社
消費者金融会社
住宅金融専門会社
リース会社など
都市銀行
地方銀行
信用金庫
信用組合
労働金庫
信販会社
クレジットカード会社など
住宅金融支援機構(フラット35)
都市銀行
信託銀行
地方銀行
信用金庫
信用組合
労働金庫
JA(農協)
生命保険会社・損害保険会社
信販・クレジット会社など
平均金利 地方自治体
自治体によって異なる
例)東京都個人住宅利子補給助成 ➡ 1%相当
上限金利 8%~10% その年によって、また金融機関によって(固定・変動)異なるので、確認が必要
平均して2.4%~5%以内
住宅金融支援機構(フラット35)
1.2%~
都市銀行など
上限金利 0.3~0.5%
※変動金利の場合は1.0%を超える場合あり
借入額 地方自治体
自治体によって異なる
例)東京都個人住宅利子補給助成 ➡ 4590万円
家の価値(査定)により異なる
(不動産評価額のおよそ6割~7割が一般的とされている)
住宅金融支援機構(フラット35)
100万円~8,000万円以下
都市銀行など
100万円~1億円以上
※個人の状況や金融機関によって異なる
平均返済期間 地方自治体
自治体によって異なる
例)東京都個人住宅利子補給助成 ➡ 10年
借入金額と返済金額によって返済期間が異なる 本人が死亡したのち、家を売却し一括返済
住宅金融支援機構(フラット35)
15年
都市銀行など
35年が多い
必要書類 ・本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
・収入証明書(源泉徴収票、確定申告書など)
・担保不動産が確認できるもの(不動産登記簿謄本や建物図面など)
・本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
・収入証明書(源泉徴収票、所得証明書など)
・担保不動産が確認できるもの(登記事項証明書など)
※一例:みずほ銀行
本人確認書類
住民票・戸籍謄本
源泉徴収票
課税証明書・納税証明書
固定資産税 都市計画農政証明書
ねんきん定期便(特別便)
メリット ・高額の土地や家が自分のものになる
・低金利・長期返済でお金が借りれる
・生活スタイルに合わせて金利の種類を選べる
・税金の控除が受けられること
・低金利・長期返済でお金が借りれる
・総量規制対象外なので高額借入ができる
・住宅ローンがあっても借りれる
・55歳以上の高齢者が大きなお金を借りることができる
・資金利用が自由なものもある
・年収などはあまり重視されない傾向あり
デメリット ・金利の選択が難しい
・手数料が高い
・返済できなければ担保として没収される
・手続きや審査に時間がかかる
・事務的手数料が発生する
・返済できなければ担保として没収される
・金利の選択が難しい
・担保になる家の種類が問題
・相続人の同意が必要
・金利の変動に注意
・家の価値が下がる可能性あり

家を担保にお金を借りる方法の特徴などをお伝えしてきましたが、参考になりましたでしょうか。

これらの方法を利用するは、高額を借りるわけですから、どれだけ借りるのか、どうやって返済していくのかをしっかり考えて利用することを心がけましょう。

計画を立てるうえでは、専門家からもアドバイスをもらうのもひとつですね。
あなたの今後の生活プランに役立つよう活用してください。

尚、高額のお金を手にしながら、同じ家に住む方法としてリースバックという手続きがあります。

これはお金を借りるのではなく、家を売却する方法で、不動産会社や信販などが取り扱っていますので、興味のある方はチェックしてみましょう。

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2020年1月28日

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