交通違反の罰金(反則金)が払えないときはどうすればいいの?

「うっかり交通違反で切符を切られてしまったけど、期限までに反則金が払えない!」とお悩みではないですか?

日頃から安全運転を心がけていても、つい気が緩んで違反をしてしまい、取り締まりをうけてしまうということもありますよね。
交通違反の反則金は支払期限までの期間が短く、給料日前のお金に余裕がないときは、どうしても払えないという人も多いです。

この記事では、交通違反の反則金を払わなかった場合のことや、どうしても払えない場合の対処法について説明します。

青キップなら払わなくても大丈夫?放っておくと刑事処分になることも

交通違反で受け取る切符には青と赤の2種類があります。
青切符は「交通反則告知書」と言い、行政処分の対象です。
一方、赤切符には「告知票・免許証保管証」の記載があり、こちらは刑事処分の対象となってしまいます。

一般的に交通違反で切られるのは青切符です。
行政処分だからと言って軽い気持ちで考えている人は要注意です。
軽度の違反で切られた青切符でも、反則金を支払わないで放置しておくと、最終的には刑事処分になってしまうんです。

ここでは、青切符の反則金を払えない場合の対処法や流れについて説明します。

交通違反の反則金はいくらかかる?

反則金は、違反をした行為や、その時に運転していた車種によって支払う金額が異なります。
次の表では、東京都で違反の件数が特に多いものをピックアップし、車種別に反則金をまとめました。

反則行為 大型車 普通車 二輪車 小型特殊車 原付車
通行禁止 ¥9,000 ¥7,000 ¥6,000 ¥5,000 ¥5,000
一時不停止 ¥9,000 ¥7,000 ¥6,000 ¥5,000 ¥5,000
信号無視 赤信号
¥12,000 ¥9,000 ¥7,000 ¥6,000 ¥6,000
点滅
信号
¥9,000 ¥7,000 ¥6,000 ¥5,000 ¥5,000
進路変更
禁止
¥7,000 ¥6,000 ¥6,000 ¥5,000 ¥5,000
速度超過 35~40km/h ¥40,000 ¥35,000 ¥30,000 ¥20,000 ¥20,000
30~35km/h ¥30,000 ¥25,000 ¥20,000 ¥15,000 ¥15,000
25~30km/h ¥25,000 ¥18,000 ¥15,000 ¥12,000 ¥12,000
20~25km/h ¥20,000 ¥15,000 ¥12,000 ¥10,000 ¥10,000
15~20km/h ¥15,000 ¥12,000 ¥9,000 ¥7,000 ¥7,000
15km/h未満 ¥12,000 ¥9,000 ¥7,000 ¥6,000 ¥6,000
携帯電話 ¥7,000 ¥6,000 ¥6,000 ¥5,000 ¥5,000

35km/h以上のスピード違反で捕まってしまった場合、普通車で35,000円、大型車では40,000円もの反則金を支払わなくてはいけません。
給料日前などのお金がない時期に40000円も用意するのは大変ですよね。

反則金を払わなかった場合の流れ

では、支払が納付期限までに間に合わなかった場合はどうなるのでしょうか。
仮に反則金の支払をせずに放置した場合の流れは次の通りです。

【反則金を払わなかったら】
1.取り締まりを受けた翌日から7日以内に金融機関で納付

まず、何かしらの違反をして取り締まりを受けたら、青切符(交通反則告知書)と納付書を受け取ります。
青切符には、表に反則の内容が記載されており、裏に交通反則通告制度の説明が書いてあります。

警察から青切符自体は破棄しても構わないとの説明がありますが、違反の内容や制度の詳細が書いてあるので保管しておくことをオススメします。

同時に受け取る納付書には、反則金の金額と支払期限が記載されています。
支払期限は違反をした次の日から7日です。
反則金は銀行や郵便局などの金融機関で納付ができます。

【反則金を払わなかったら】
2.7日以内に支払がない場合は郵送で通告⇒10日以内に納付

取り締まりを受けた次の日から7日以内に支払をしなかったら、約40日後に自宅に納付書(通告書)が届きます。
納付書を郵送で受け取った場合は、本来納付しなければいけない金額に加えて、送付費用が別途822円上乗せされてしまいます。通告から10日以内が納付の期限です。

また、納付書は最寄りの通告センターでも受け取ることができます。
送付費用を支払いたくないという人や、自宅に納付書を届けてほしくない事情がある人は、青切符の裏の「出頭場所」に記載されている交通反則通告センターに免許証を持って行きましょう。

【反則金を払わなかったら】
3.通告から10日以内に納付しなければ刑事訴訟手続き又は少年審判手続き

納付書(通告書)にも期限の記載がありますが、通告から10日が支払の期限です。
もしこの期限を過ぎてしまった場合は、刑事訴訟手続き(少年審判手続き)に進みます。

青切符を切られた時点では行政処分であったのが、この納付の期限が切れた時点で、赤切符と同じ刑事処分となってしまうのです。

【反則金を払わなかったら】
4.刑事訴訟の時点で前歴、起訴され有罪判決が出たら前科がつく

刑事処分となってしまった場合は、前歴がついてしまうということになります。
また起訴され、裁判の結果有罪となった場合は前科がついてしまいます。

反則金は「罰金」に形を変え、強制力が一層強くなります。
罰金の支払いができなければ、最終的には労役が待っています。

罰金や科料の支払いができない場合、最終的に「労役場留置」となってしまうことがあります。労役場留置になると、労役場で強制労働をさせられますし、身柄拘束されてしまうので、自由に生活することができなくなります。
引用:労役とは何か?罰金が払えなければ労役場留置で強制労働!?|刑事事件弁護士相談広場

反則金は何としても通告から10日以内の、前歴も前科もつかない時点で支払わないといけないですね。

交通違反では反則金以外のペナルティにも注意

交通違反をすると、反則金の支払だけでなく、他にもペナルティが発生します。
どうしてもお金がかかることだけに目を捕らわれですが、それ以外のリスクについても把握しておきましょう。

【交通違反ペナルティ】
1.点数が増えて免許停止や取り消し処分になることも

反則金以外のペナルティのうち、すべてのドライバーに関係することが点数制度です。
違反行為ごとに加算される点数が定められており、過去3年間の違反回数と加算点数により、免許が停止や取り消しされてしまうというものです。

停止処分・取消処分の条件と、違反ごとの加算点数は次の通りです。

免許の停止処分・取消処分の条件

過去3年の行政処分 停止処分 取消処分
なし 6~14点 15点以上
1回 4~9点 10点以上
3回 2~3点 4点以上
反則行為 点数
通行禁止 2
一時不停止 2
信号無視 赤信号等 2
点滅信号 2
進路変更禁止 1
速度超過 30(高速40)~50km/h 6
25~30(高速40)km/h 3
20~25km/h 2
20km/h未満 1
携帯電話 交通の危険 2
保持 1

通勤や業務で自動車を運転する人が、免許停止や免許取り消しになったら死活問題ですよね。
過去3年間ですでに違反をしたことのある人は、特に注意が必要です。

【交通違反ペナルティ】
2.交通違反が家族や職場にバレる可能性あり

交通違反は、できれば誰にも知られずに処理をしたいものですよね。
家族や職場の人に知られたくないという人も、場合によってはバレてしまうこともあります。

まず、家族にバレる可能性があるのが、通告書が郵送されてきた段階です。
最初に切符を切られた時にもらう納付書での支払期限を過ぎてしまった場合、放置しておくと自宅に納付書が届いてしまいます。
郵送物を自宅に送られたくないという人は、切符を切られてから7日以内に支払うか、通告センターに自ら出向き、納付書を受取りに行くしかありません。

次に、職場の人に内緒にしておきたいという人も、会社が自動車安全運転センターから、運転記録証明書を取得している場合は、交通違反がすぐにわかってしまいます。
定期的に運転免許証のコピーを要求されたり、同意書に記入させられたことがある人は要注意です。

安全運転の人に手当を支給している会社もありますが、交通違反で取り締まりを受けたらその手当がなくなり、収入が減ってしまうこともあります。

反則金が払えない場合の対処法

ここまで交通違反の様々なペナルティについて説明しました。
違反を起こさないことも大切ですが、万が一違反で取り締まりを受けてしまった場合は、そのあとの対応も重要です。
特に反則金の支払が遅れると、状況はどんどん悪くなっていきます。

しかし、たとえ数千円の反則金であっても、給料日前のお金がない時期などは、払いたくても払えないという人も多いですよね。

ここからは、万が一反則金が払えない場合の対処法について説明します。

反則金の分割・延納は不可

どうしても反則金の段取りができない人は、分納か延納ができないかを知りたいですよね。
残念ながら、反則金は分割も期限を延ばすこともできません。

青切符の裏面には以下のような内容が記載されています。

”反則金の納付はあなたの任意です。通告を受けた日の翌日から起算して10日以内に反則金を納付した場合には、表記違反については刑罰が科されなくなり、または家庭裁判所の処分を受けなくなりますが、この期間内に納付しなかった場合には、刑事訴訟手続き、または少年審判手続きで処理されることになります。”

あくまで任意での支払ですが、期限が切れたら刑事処分に移行するということが明記されているのです。
通告センターに問い合わせをしても、同じような回答があります。
(2017年12月確認済み)

分納や延納ができないなら、違反をした40日後に送られてくる通告書の期限までに、何とかして支払ができる方法を考えなくてはいけません。

稼ぐか借りてお金を用意しましょう

自分の給料から支払うことができない時は、以下のような方法でお金を作ることを検討してください。

  • リサイクルショップやオークションで不用品を売る
  • 単発バイトやクラウドソーシングなどで働いて稼ぐ
  • 身内や知り合いの人から借りる

急ぎでお金を作る方法はこちらのページを参考にしてください。

どうしてもお金が必要でピンチ!大至急お金を作る方法

2017.10.05

まとめ

交通違反の反則金は銀行や郵便局でないと納付ができないので、日中働いている人はどうしても先延ばしにしがちですが、一日でも早く納付するようにしてください。
納付自体は本人でなくても、家族に行ってもらうこともできます。

万が一納付書をなくしてしまった場合は、所轄の警察署へ行けば再発行をしてくれます。
納付書をなくしてしまったことは、支払遅延の言い訳にはなりません。

反則金の納付は、放っておくと前科がついてしまいかねない、とても重要なことです。
何よりも最優先で支払うよう気を付けてくださいね。

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