キャッシング審査の信用情報機関って?開示のデメリットはある?

カードローン(キャッシング)を利用したいけれど、信用情報機関の記録が気になってなかなか申し込めずにいませんか?
たとえば、クレジットカードの支払いを延滞したことがあったり、カードローンの利用経験があったりすると、信用情報が気になってしまいますよね。
キャッシングの審査では、かならず個人の信用情報を確認されます。

その際、昔の延滞などの情報が見つかってしまうと、審査が厳しくなり、お金を借りるのがムズカシクなってしまうことがあるんです。
そのため、できればカードローンなどの審査を受ける前に、信用情報機関に開示を要求しておくと安心です。

ただ、「開示の履歴が残ってしまったら『やましいことがある』と勘繰られるのでは?」と考えてしまいますよね。
そこで、ここでは信用情報開示のデメリットや、信用情報機関などについてくわしく説明します。

信用情報とは信用情報機関がもつクレジットカードやローンの利用記録のこと

消費者個人が、お金に関する契約をしたりお金を借りたりした場合、その情報は記録され、一定期間は残るシステムになっています。
契約内容や契約額、返済や決済の遅滞状況などの利用状況情報も、くわしく残されていきます。

それらの情報を厳密に管理しているのが「信用情報機関」です。
信用情報機関といってもピンとこない人のためにも、つづいては信用情報機関についてわかりやすくお伝えしていきます。

信用情報機関は「JICC」「CIC」「全国銀行個人信用情報センター」の3つ

信用情報機関として運用している組織は、JICC・CIC・全国銀行個人信用情報センターの3つです。
それぞれについて、カンタンに紹介しますね。

JICC

正式名称 指定信用情報機関 株式会社日本信用情報機構
事業内容 信用情報の管理・提供並びに交流に関する事業を実施。会員企業や個人に対しての情報公開サービスも行っている。平成22年3月には、貸金業法に基づく指定信用情報機関として内閣総理大臣から指定を受けている
公式サイト http://www.jicc.co.jp/

CIC

正式名称 割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関
株式会社シー・アイ・シー
事業内容 信用情報の収集や管理、提供および開示を実施。割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けた「唯一」の指定信用情報機関
公式サイト http://www.cic.co.jp/index.html

全国銀行個人信用情報センター

正式名称 一般財団法人 全国銀行協会
事業内容 全国の銀行を会員にもち適正な消費者取引の推進や、銀行業務の円滑化や提言・意見発信を行っている
公式サイト https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/

信用情報機関どうしはネットワークで情報を共有している

これらの機関はおたがいに交流を行っていて、ネットワークなどで情報を共有しています。
情報を共有することで、過剰貸付を未然に防止することに役立てています。
共有ネットワークは次の2つです。

FINE(ファイン:Financial Information Network)

CICとJICCのネットワークです。
氏名・住所・生年月日・会社情報などの個人信用情報や契約情報などを共有しています。

CRIN(クリン:Credit Information Network)

CICとJICCと全国銀行個人信用情報センターのネットワークです。
個人情報や契約情報に加え、異動発生日・情報の種類(異動)・終了状況(完了・貸倒など)など、支払い状況に関する情報も共有しています。
(※「異動」とは、信用情報にキズがつくことです!)

信用情報に記録された内容の保存期間は「5年以内」

つぎに、信用情報機関にどんな情報が記録されているのかを簡単な表にまとめました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

タイミング 記録される内容 保存期間
カードローン申込・契約時 本人の情報、契約の種類、契約日、契約金額 契約期間中および契約終了後5年以内
返済中 入金日、入金予定日、残高金額等 契約期間中および契約終了後5年以内
完済時、解約時 完済日、解約日 契約期間中および契約終了後5年以内
延滞時 延滞発生日、延滞解消日 契約期間中および契約終了後5年以内
債務整理、自己破産など事故を起こしたとき 債務整理、自己破産などそれぞれの内容 契約期間中および契約終了後5年以内

「信用情報にキズがつく」とは審査でチェックされる「事故情報」に記録が残ること

「信用情報にキズがつく」という言葉がありますが、どういう意味か、わかりますか?
これは、期限内に借りたお金の返済ができなかったり、それに伴って何がしかのペナルティが発生したりする場合に”記録”として残るという意味です。

この表現は正式な言い方ではなく、誰でもわかるような俗語で、ほかにも「事故情報」とも言われています。
信用情報機関では「異動情報」という表現で示されています。
(※ここでは分かりやすいように事故情報と表現していきますね)

事故情報の代表的な記録には、以下のものがあげられます。

信用情報のキズである「事故情報(異動情報)」の代表例
延滞や滞納 返済期限に返済できていない状態
強制解約 カードローン会社などから強制的に契約を切られる状態のこと。
延滞が続いたり、規約違反をした場合、金融側から強制的に契約を打ち切られます
債務整理
(異動情報)
返済できないくらい膨大な借金を減額したり、支払いに猶予を持たせたりする処置のこと
代位弁済 返済できないくらい膨大な借金を債務者に代わり第三者が債権者へ債務の弁済を行うこと

カードローンの審査は「返済能力の有無」を確認するためのものです。
事故情報に上記のような記録が残ると、審査に通る可能性がかなり低くなるなどの影響が出てきます。
場合によっては、新規借り入れができません。

カードローンを使いたい人は、事故情報の記録は残さないように気をつけてくださいね。
ちなみに、「カードローンでお金を借りること自体」は、キズにはならないので安心してください。

信用情報にキズがつくデメリットは「審査に通らないこと」だけではない

信用情報にキズがつくデメリットは、もちろん「審査に通らないこと」ですが、ほかにはどんなデメリットがあるのでしょうか?
じつは、信用情報にキズがつくと「社会的責任」を負わなければなりません。

前の章でもお伝えしましたが、いろいろな状況の事故情報があります。
とくに「債務整理」や「代位弁済」など多重債務の情報がある場合は、家を売却しなければならなかったり、官報という行政新聞に多重債務者として名前が載ったりするからです。
借金の減額や免除などで法的に守られる代償として、それなりの責任を果たさないといけないこともデメリットになるでしょう。

信用情報を開示する前に知っておきたいポイント3つ

さて、信用機関や信用情報についてお伝えしてきましたが、手続きをきちんと取りさえすれば、自分の信用情報の内容を見ることができます。
そのためのポイントを、以下の3つに分けてお話してきましょう。

  1. 信用情報の具体的な開示方法
  2. 信用情報は3社のうちどこに問い合わせるのか?
  3. 信用情報開示の履歴とデメリット

【情報開示のポイント】
1.信用情報の開示方法

先ほどお話しした3つの信用情報機関から、本人が開示の手続きを行う場合の必要な書類などは、以下のとおりです。

機関名 開示手続き方法 費用
(円)
必要日数 必要書類
JICC スマホ 1,000 1週間程度 本人確認書類
郵送 1,000 2週間程度 開示申込書・本人確認書類・定額小為替証書またはクレジットカード
窓口 500 その場でスグ 本人確認書類
CIC パソコン・スマホ 1,000 1時間以内 クレジット会社に登録している電話番号・CICが指定するクレジットカード
郵送 1,000 10日程度 開示申込書・本人確認書類・定額小為替証書
窓口 500 その場でスグ 本人確認書類(原本)
全国銀行信用情報センター 郵送のみ 1,000 10日以上 開示申込書・本人確認書類・定額小為替証書

どの機関でも、以下のような「本人確認書類」が必要となります。

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 健康保険証 (※JICC、CICは写真付きものもの)

それ以外は機関ごとに異なりますので、上記の書類がない場合は、各機関に確認してくださいね。

【情報開示のポイント】
2.信用情報は3社のうちどこに問い合わせるのか

自分のカードローンがどこの機関に所属しているかがわからないと問合せもできませんよね。
以下の表で、知名度の高いカードローンがどの信用機関に所属しているかチェックしてみてくださいね。

カードローン名 加盟している信用情報機関
アイフル JICC・CIC
アコム JICC・CIC
プロミス
(SMBCコンシューマーファイナンス(株))
JICC・CIC
SMBCモビット JICC・CIC
オリックス銀行カードローン JICC・CIC・全国銀行信用情報センター
みずほ銀行カードローン JICC・CIC・全国銀行信用情報センター
バンクイック
(三菱UFJ銀行)
JICC・CIC・全国銀行信用情報センター
三井住友銀行カードローン JICC・CIC・全国銀行信用情報センター
横浜銀行カードローン JICC・CIC・全国銀行信用情報センター

【情報開示のポイント】
3.信用情報開示の履歴とデメリット

信用情報を開示してもらったら、「何か影響があるのかな・・・」という点も気になるところですよね。
とくにデメリットになることはありませんが、あえて言うならば「費用がかかる」ということになりますね。
1000円や500円と金額は低いものの、自分の情報を見るために出費を伴うことは、デメリットとして考えてよいでしょう。

また、情報を開示してもらうことで「悪い影響が出る」など、ネット上ではいろいろな情報が交錯しているので、実際に3機関に問い合わせしました。

<質問1>信用情報を開示したことが記録に残りますか?

信用情報機関名 回答
CIC 記録が残ることはありません
JICC 社内共有として3ヶ月のみ記録を残しますが、それ以降は書類も処分します
銀行個人信用情報センター 記録が残ることはありません

<質問2>開示したことがカードローン会社にばれたら審査が「不利」になる?

信用情報機関名 回答
3機関とも 不利になることはありません

なお、カードローン会社に開示する情報内容は決まっており、その中に「個人の開示があったかどうか(開示履歴)」は入っていません。
つまり、個人が情報開示手続きをとっても、それを伝えることはないので、審査に影響することはないんです。
自分の現状を知りたい場合は、安心して開示手続きをしてくださいね。


今回は、キャッシングの審査で利用される信用情報について、開示のデメリットや方法、信用情報機関のことを説明しました。
安心して開示請求をして、カードローン審査に挑んでみてくださいね。

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2017.01.13

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