AIで変化する業種「イラストレーター編」
コラム | 2024.06.06AIをちょこちょこ使い始めてから、仕事のやり方が大きく変わっていくのを実感してます。今回はイラストレーターの仕事に関してです。
AI技術の進歩と普及で、さまざまな業界で仕事のやり方が大きく変わり始めてます。僕個人、AIを使い始めてからクリエイティブな分野でAIの影響が顕著に表れているのを感じていて、今回はイラストレーターの仕事について感じたことをまとめてみました。

イラストレーターへの依頼とコスト
イラストが得意ではない僕はこれまで、デザインにイラストを取り入れるとき、スタッフやプロのイラストレーターに依頼することが多くありました。
ただ、プロに頼めば当然コストがかかり、スタッフに頼んでも人件費が発生します。
イラスト1枚で数千円〜数万円。
これは当然クライアントへの請求にも反映され、制作費が高くなってしまいます。
もう一つの方法として、フリー素材から適切なイラストを探すという手もあります。
しかし「探す時間」が膨大で、他の作業に使える時間を削ることに…。
結果として、コストが増えるか、時間を犠牲にするかの選択を迫られるわけです。
画像生成AIの登場と影響
ここで登場するのが画像生成AIです。
この技術によって、プロに依頼する必要が大幅に減りました。
画像生成AIは、指定したテイストや雰囲気に合わせてイラストを生成してくれるため、
- コスト削減
- 時間短縮
- 何パターンでもすぐ作れる
- 24時間いつでも即対応
という、これまででは考えられない生産性を実現できます。
ただし、AIにも限界があります。
細かな描写、繊細な表現、独自の世界観 — こうした部分ではプロの技術が必要です。
独創性を提供できるイラストレーターは、今後も重要な存在であり続けます。

イラストレーターの未来
では、AIが進化する中でイラストレーターは不要になるのか?
答えは NO です。
ただし、今後残っていくのは以下のようなイラストレーターだと感じています。
- 細かい指定や難しい表現に対応できる
- 創造性や独自性が強い
- 複数のスキルを持つ(デザイン・コピー・撮影など)
逆に、中途半端なスキルや無駄なこだわりだけが前に出るイラストレーターの需要は確実に減少しています。
プロとして価値を高めるには、これまで以上に 学び続け、磨き続ける姿勢 が必要だと思います。
AIと共存するために必要なこと
● 継続的な学習とスキルアップ
新しい技術・ツールを取り入れ、スキルを常にアップデートすること。
競い合う相手は「人」だけでなく「AI」になっていきます。
● クリエイティビティと独自性
AIには真似できない発想や感性を持つこと。
これが“プロならではの価値”につながります。
● 複数のスキルを持つマルチタスク型
デザイン、コピー、写真撮影など、複合スキルを持つことでより多くのニーズに応えられるようになります。
● クライアントとのコミュニケーション
ここはAIに絶対勝てる部分!
相手の意図を汲み、信頼関係を築くことはプロにしかできません。
結論
AI技術の進歩によりイラストレーターの仕事は確かに変化しています。
ですが、「イラストレーターが不要になる」という未来ではありません。
むしろ、AIと共存しながら価値を高めていく“進化したイラストレーター”が求められていく時代です。
AIを受け入れ取り入れること、日々学び成長し続けること、そしてクライアントとの信頼関係を大切にすること。
これらを積み重ねることで、AI時代でも活躍し続けられると僕は思います!
